学校教育での「IT・ICT化」「情報学」の変遷
文部科学省などの情報から、教育での「IT化」「ICT化」「情報学」の変遷を簡単にまとめてみました。
20年前からそれは始まっています。
皆さんはどのような感想を持たれるでしょうか。
1994年度(平成6年度):
学校のICT環境整備が地方財政措置を受けて開始されました。
文部科学省は各学校設置者がICT環境を整備し、学習活動の充実を図ることを推進。
2009年度(平成21年度):
新しい高等学校学習指導要領が改訂されました。
「社会と情報」と「情報の科学」の2科目からの選択必履修が導入されました。
2013年度(平成25年度):
「第2期教育振興基本計画」が閣議決定され、ICT環境整備の目標が設定されました。
2014年度~2017年度(平成26年度~平成29年度):
「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画」が実施されましたが、目標達成が難航しました。
2018年度(平成30年度):
「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」がまとめられ、ICT環境整備の方針が定められました。
2019年度(平成31年度、令和元年度):
「GIGAスクール構想 (ギガスクールこうそう)」
全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組みが開始されました。
「GIGA」は「Global and Innovation Gateway for All(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」
デジタル教科書の使用が一部認められるようになりました。
2020年度(令和2年度):
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策により、「1人1台端末」の整備が加速しました。
プログラミング学習が小中学校に導入されました。
2022年度(令和4年度):
高等学校の新学習指導要領が年次進行で実施され、共通必履修科目として「情報Ⅰ」が設けられました。
2023年度(令和5年度):
全学年の児童生徒に対して1人1台の端末環境が目指され、教育人材や内容の充実が図られました。
2024年度(令和6年度):
大学入学共通テストに新たに「情報Ⅰ」の科目が追加されました。